本来、人間は自然の一部。
自然のリズムによって体や心が変化しています。
その中でも時に影響を受けているのが、
太陽のリズム(四季) と 月のリズム。
しかし都会での生活は、自然と全く独立した、
切り離された生活になってしまいがちです。
例えば、夜遅くまで起きていて、
翌朝は出かけるぎりぎりまで寝ていたり。
建物の中ではエアコンが年中動いていて、
夏なのに寒さで震えていたりします。
スーパーには、
本来ならばその季節には収穫されない野菜が、
いつでも並んでいます。
そしてカレンダーは1年というリズムを機械的にきざみますが、
月のリズムは全く無視されています。
(月の満ち欠けは、1年で約 12.4 回ありますので、
12か月だとずれが生じます)
このように、枚挙にいとまがありません。
しかし、何千年も自然のリズムで生きていた人間が、
そこから切り離されてしまうと、
少しずつ心身のバランスが崩れ、
ストレスがたまったり、体調を崩したり、
なんとなく元気がなくなってしまったりするのです。
特に都会の生活では。
しかし逆に考えると、
「自然のリズムを取り戻せば、本当に気持ちがいい!」
という事でもあります。
ですからここから先は、
どのように自然のリズムを取り戻すか、
というお話をして行きましょう。
まず、太陽のリズムから見て行きます。
太陽には1日というリズムと、1年というリズムがあります。
夜遅くまで明るい照明で過ごしたりしていないでしょうか?
それを続けていると、リズムがくるってしまいます。
夜遅くなったら照明の明るさを落として間接照明にしたり、朝日を浴びるようにすると、
体内時計がリセットされ、1日のリズムに乗ることができるようになってきます。
次に、1年というリズムについてですが、
日本の場合は「美しい四季」という形で現れます。
春→夏→秋→冬という具合に。
月のリズムよりはずっと意識している事と思いますが、
本来、日本には「春・夏・秋・冬」という分け方よりも、
もっと細やかな季節の移り変わりがあります。
日本には昔から24節気や72候といった、
季節を見分け、味わい、その変化と
うまく付き合うための知恵があります。
食べ物も、今は一年中同じものを
食べることができますが、
本来は季節によって収穫できるものが異なり、
季節に応じた旬のものを食べることが、
人間の身体には合っています。
知れば知るほど、
自然界はうまくできてるな~と、
感動してしまいます。
次に月のリズムについて見てみましょう。
月は、新月→満月→新月というリズムです。
海の水位が「満潮」、「干潮」と大きく変化するほど、
月は地球に影響を与えています。
それだけではありません。
動物や植物もそのリズムの影響を受けているのです。
例えば、サンゴが満月の夜にいっせいに産卵したり、
ウミガメが月のリズムに合わせて産卵する事が知られています。
魚も、新月や満月の日には活発になりよく釣れるのだそうです。
植物も、月のリズムに合わせて種を播いたりすると良く育ちます。
穀物と果実は新月~満月の間に植え、根菜類は満月~新月の間に植えよ、
という話があるそうです。
果物も、月齢(月の満ち欠けの形)を見て伐採するタイミングを
決めている農家さんもいらっしゃいます。味が変わるそうです。
このような事を知ると、
人間も月のリズムの影響を受けていると考えるのが
自然ではないでしょうか。
満月の日は、気分が高揚しやすい話もよく聞きますよね。
さて、月のリズム(周期)は29.5日。
しかし今のカレンダーは、月のリズムと合っていないため、
「1ヶ月」と言っても月の周期(新月 → 満月 → 新月)
とはずれが生じてしまっています。
「今日の月はどんな形かな~」
とか
「次の新月や満月はいつかな」
と意識するだけで体調が良くなった、
という声は女性の間では特によく聞かれますので、
試してみてはいかがでしょうか?
さらに、もっと積極的に月のリズムの乗る方法も
世界各地で古くから伝承されています。
一つの国に限らず、
同じようなことが言い伝えられている所が面白いところなのですが、
「何かを始めるならば新月にして、
満月に向けてペースを上げて行き、
月が欠けて行く時は休息をとったり、整理整頓する。」
というリズムの取り方です。
さて、ここまでで、
自然のリズムのうちの大きなものとして
「太陽のリズム」「月のリズム」
について見てきましたが、
都会の中にいながらでも、自然のリズムを取り戻すには
どうしたらいいでしょうか?
そのためのポイントは2つあります。
①まず最初は、自然のリズムに意識を向けることです。
②次に、自分の気が向く範囲で、生活の中に自然のリズムに乗るための習慣を
取り入れて行くことです。
そのために「無料メルマガ」をご用意しました。
メルマガ「心潤う ライフスタイル」では、
2週間に1回くらいのペースで、
今がどんな季節なのか、美しい風景の写真と共に、
24節気や72候の情報をお届けします。
それを見れば、まず美しい自然の写真に癒されますし、
細やかな季節の変化に気づくと共に、旬の食べ物、
季節の移り変わりを味わい、体を季節の変化に適応させてくれる
行事や生活風習まで思い出させてくれます。
また、新月や満月といった月のリズムも
感じられるようにしてありますのでお楽しみに。
皆様が、本来の生きるリズムを取り戻し、
気持ち良く、心潤う毎日を過ごされますように。
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■ 太陽のリズムに乗る ■
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今日は24節気の【大寒・だいかん】です。
大寒とは、一年で最も寒い時期。
冬の最後の時期で、少しずつ日がのびていきます。
大寒の次はもう立春です。
《1月20日(月)~2月3日(月)》
○旬の食べ物 ~旬の食べ物は生命力の源~
野菜: 水菜、せり、セロリ、山芋
果物: みかん、いよかん、きんかん
魚類: 鮟鱇あんこう、蜆しじみ、鰆さわら(関東)
○旬の花: 蝋梅(ロウバイ)
蝋梅の花言葉は、「先導、先見」。
○旬の行事: 節分 2月3日(月)
節分は、四季の変わり目にあたる立春、立夏、立秋、立冬の前日を言いますので、
本来は年に四回あります。
でも、立春前日の節分は特別。
立春は24節気では新年にあたることから、大みそかのようなものです。
大寒の最後の日であり、この日が寒さのピーク。
昔は邪気が出ると考えられ、豆まきや柊を玄関に飾ることで邪気払いをしました。
ここを乗り越えることが昔の人にとって大きな意味を持っていました。
これを過ぎれば立春です。春の足音は、もうすぐそこに。。。
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■ 月のリズムに乗る ■
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旧暦では、今が「師走(一年の最後の月)」です。
新暦の1月30日が、旧暦の大晦日。
新暦の1月31日が旧暦の元旦です。
お正月が、なんだか慌ただしかった方、
2014年の目標や志を
まだ立てていない方は、
もうすぐ来る、
旧暦のお正月が絶好のチャンスです♪
ちょうど、月のリズム的にも、
これから「振り返りと施策・計画」に
適した時期に入りますので、
旧暦のお正月に向けて、
2013年を振り返り、思索を深めてみては
いかがでしょうか?
月のリズムに乗った生活、
よかったら意識してみてください。
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■ お知らせ ■
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≪≪そろそろお味噌を仕込む時期≫≫
お味噌は「寒仕込み」といって、
「小寒・大寒」の時期に仕込むと良いと言われています。
お味噌作り企画も進行中ですので、
ご興味のある方はしばらくお待ちくださいね。
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≪≪心やすらぐ仕事術≫≫
春からの新講座を準備中です。
「都心で働く女子向け講座」お楽しみに。
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皆様が、
心穏やかで素敵な毎日を
すごされますように。
▼心潤うライフスタイル倶楽部▼
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