心と身体が喜ぶ、「生命力あふれる食」 を知る

食事は、生きる基本。


健康、美容 に影響しているのは当然ながら、

心にも大きく影響しています。


ポイントとなるのは、

 

①どんな食事メニューにするか

②どんな食材を選ぶか

③どんな気持ちで食べるのか

 

の3点です。


 

①どんな食事メニューにするか

今、東京では、世界中の美味しい料理を食べられます。

それはとっても嬉しいことですが・・

ベースとなる日常の食事のメニューを、少し意識してみませんか?


なぜ? 何か問題あるのでしょうか?

簡単にご説明しましょう。


日本の食事は、戦後に一気に西洋化してきました。

  • 戦後、西洋の栄養学による「栄養改善」が図られましたが、後に、旧来の日本食の方がヘルシーフードだという事が知られるようになりました。(だから、現在のお年寄りは、世界一長寿。)
  • 戦後の他国の思惑のあったとか、なかったとか、という指摘もあります。
  • 世界の人々は、「日本人はヘルシーな和食を捨ててしまうなんて、なんてもったいない事を・・」 と言ったそうです。

 

②その結果、生活習慣病が激増したと考えられています。

  • 花粉症、アレルギー、アトピー、などなど

 

③本当は、昔の日本食が一番、日本人に合っているようです。

  • 普段の食事は、和食をメインに。(米と味噌汁)
  • 現代人は、食べ過ぎ。(昔のようにあんまり運動しないのに)
  • たまには断食も、デトックスに良いみたいですよ。
  • 砂糖と油を減らす。
  • はちみつとか、黒糖を使うとか。
  • できるだけ、食材を丸ごと使う(食べる)と陰陽のバランスが取れるそうです。


④電子レンジは、栄養素を破壊してしまう傾向があるので、

 使い過ぎには注意した方が良いようです。


 

 

②どんな食材を選ぶか

現在、スーパーで多く売られている食材はどうなっていますか?

  • 1年を通して、同じものが並んでいる。
  • やけに、つやつやしている。


なぜでしょうか?

  • 農薬、化学肥料の大量使用。
  • 自然の摂理とはかけ離れた姿。
  • その結果、栄養分の低下、傷みやすく。
  • 加工品では、それを補うために合成保存料を付加。

→悪循環となってしまっています。


 

では、どうしたらいいでしょうか?

  • 米と基礎調味料(味噌など)だけでも、できる範囲で、本物に変えてみてはいかがでしょうか?
  • できる範囲で、本物 = 「自然の摂理」に則った方法で生産されたもの を選ぶ。


 

「自然の摂理」とは、何でしょうか?


①自然に善悪なんてない。

  • 人間が、自分たちに都合の良いように生産性を高めようと無理をしているだけ。

②草を抜いて、農薬をまくと、

  • 自然界から切り離した状態になってしまう。土が死んでしまう。
  • 本当は、ふかふかの暖かい土なのに、冷たくなってしまう。

③自然界はバランスで成り立っている。

  • 雑草も、昆虫も、それぞれ役割がある。
  • 作物は、その作物だけで生きているのではない。
  • 周りの自然の中で、生かされている。
  • 自然の中には、害虫も益虫もいない。
  • それどころか、生物と無生物の境界すらも曖昧。
  • 土、水、空気、太陽の光に風。
  • 細菌や微生物、昆虫に雑草、樹木から獣にいたるまで
  • 生きとし生ける命が絡み合って自然は成り立っている。


「自然の手伝いをして、

 その恵みを分けてもらう。」

それが農業の本当の姿のようです。


自然の摂理に則った農業をしている方のお話しとして、

「奇跡のリンゴ」という本があります。

菅野美穂さんらが出演する映画にもなりましたが、

とても感動的で、気づかされる点が多々あると思いますので、

ぜひお読みください。↓ 


おススメ書籍

奇跡のリンゴ


リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。


農家、木村秋則。

「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。


やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。



③どんな気持ちで食べるのか

お米を例にして考えると分かりやすいので、

ちょっと考えてみましょう。


お米は「種」なんです。

水につけると、芽が出て稲になり、

美味しくだべられますよね。

 

そして、人間は「命あるもの」しか食べられません。

金属とか、プラスチックは食べられませんね?

 

ごはんを食べるとき、何と言います?

 

そう、「いただきます」、ですよね。

 

「命をいただいている」

ということです。

 

大きな生命の循環の中で、

生きている。

生かされている。

 

そんな気持ち、感覚が、「いただきます」

という言葉の中にあらわれているのですね。

 

日本人の感性って素敵ですね。

 

 

ところで、日本には昔から伝わる

「食前食後」の和歌がある事をご存じですか?

 

伊勢神宮には、内宮と外宮がありますが、

・頂きますの和歌は、天、太陽の神様(内宮)に感謝する歌。

・ごちそうさまの和歌は、台地の神様(外宮)に感謝する歌です。


食前・食後にとなえてみると、

なんだか、食事が美味しく感じられるから不思議です。

あなたも試してみませんか?